【プロが選ぶ】小学校3・4年生の中学年向けの成長応援サプリ3選

この記事は日本ニュートリション協会公認「サプリメントアドバイザー」が監修し、小学校中学年3・4年生(8～10歳)向けに販売されている成長応援サプリを紹介しています。

お子さんに成長応援サプリの購入を検討されている方はこの記事を参考にしてください。

【大前提】小学校中学年の定義とは？

小学校中学年は小学3・4年生、つまり8歳から10歳の年齢を指します。

中学年という言葉を使わず、小学校低学年(1・2・3年生)と高学年(4・5・6年生)に分ける場合もあります。

成長サプリ(身長サプリ)を飲む主な理由は「成長に不足しがちな栄養素をサポートするため」です。

小学校中学年3・4年生(8～10歳)は成長期を迎える直前の時期になり、女の子であれば既に成長期に入っている子も少なくありません。

成長期のデータを研究している「日本スポーツ振興センター」によると、具体的な時期は以下になります。

• 男子：11歳から
• 女子：9歳から

女子は平均的にこの時期から成長期に突入します。そして男子も早い子は成長期に突入する子が出てきます。

成長スパート期に入る前にどう対策するか

この時期は急激な成長によって様々な栄養が不足しがちです。

特にカルシウムは不足しがちな栄養素の一つです。

丈夫な骨や歯をつくるためには、バランスのよい食事と運動が大切ですが、特にカルシウムはしっかりとりたい栄養素です。また、カルシウムは強い歯や骨をつくるだけでなく、筋肉の収縮や神経を安定させる作用もあります。子どもが心身ともに健康に育つために、日ごろからカルシウムを充分に摂取することを意識しましょう。

引用元：農林水産省「みんなの食育」

成長期に入るといわゆる、身長が伸びる「成長スパート期」に向かって身長が伸びていきます。

この時期は大人よりも必要な栄養素が多くなるケースもあります。そのため、行政機関も各学年の食に対する指導の目標(食生活学習教材－中学年指導者用)を設定し、学校でも「3食規則正しく食事をとる」ことを指導しています。

では具体的にどのような栄養素が不足しがちになるのか、それは以下3つです。

成長のために摂りたい栄養素は他にもあります。亜鉛、ビタミンDなどです。ただ、これらの栄養素に関しては平均摂取量が厚労省の推奨値を超えている状態です。

他にもタンパク質は身長にとって大切な栄養素の一つです。

NHK「おはよう日本」でオリンピック選手の栄養指導を行ってきた鈴木志保子教授が話されていたのは、バランスの良い食事を意識しつつタンパク質が身長を伸ばすのに特に重要だとおっしゃられています。

しかし、タンパク質はエネルギー源にもなるので必要でありますが、過剰に摂取することは望ましくありません。

例えば、エネルギーのとり過ぎによって肥満が生じ、肥満は高脂血症、高血圧、糖尿病、痛風、脂肪肝、関節痛を引起こし、さらに高脂血症、高血圧、糖尿病、痛風は動脈硬化の誘因となり、動脈硬化は狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、腎臓病などの要因となります。

引用元：北海道心臓協会

サプリメントは通常よりも吸収率を良くするために様々な栄養素が配合されています。そのため目安を守らなくてはいけません。

ちなみに、厚労省の調査では1歳から18歳までの期間で、たんぱく質が不足する期間はありません。

そのため、たんぱく質は小学校中学年3・4年生(8～10歳)向けに販売されている成長サプリの中に配合する必要性はありません。

小学校中学年向け成長応援サプリを選ぶ基準

小学校中学年3・4年生(8～10歳)向けの成長サプリ(身長サプリ)を選ぶなら、不足しがちな栄養素をサポートできるものを選択しましょう。

これらの条件をクリアした成長サプリ(身長サプリ)が理想です。

以上を前提に、原材料の品質や安全性、価格の妥当性や口コミなどを元にサプリメントアドバイザーが厳選しました。

小学校中学年向け成長応援サプリ3選

成長サプリの過剰摂取には注意

子供の偏食や好き嫌いが心配になり、ごく稀にサプリメントの目安を超えて飲む方もいるのではないでしょうか。

それぞれ栄養素には耐容上限量が定められています。例えばカルシウムだと18歳以上で1日2,500mg以内です。

耐容上限量は、18歳以上男女ともに1日2,500㎎と設定されています（表1）。

引用元：健康長寿ネット

18歳未満は上限量は定められていません。これは積極的に摂取しても問題ないことを意味しています。

しかしながら、1回の摂取量が500mgを超えた場合にはほとんど吸収されません。

カルシウムは、1回に500mgを超えない量で摂取した時に最も多く吸収されます。このため、例えば1日当たり1,000mgのカルシウムをサプリメントから摂取する場合には、サプリメントを1度に服用するのではなく何回かに分けて服用する必要があります。

引用元：「統合医療」情報発信サイト

過剰に摂取したとしても体内に吸収されることなく、体外に流れ出てしまいます。

確かに子供の偏食や好き嫌いで栄養が不足しがちになっていないか心配な気持ちもわかります。

しかしながら、あくまで食事が基本でありサプリメントは栄養補助をサポートするものだと理解しておきましょう。

まとめ

あなたのお子さんに合った身長サプリは見つかりましたか。

このような場合もあるかと思われます。それぞれ個人差があるので、いきなりぴったり合ったものが見つかるかどうかはわかりません。

そこで、子どもに合うサプリが見つからなかった際に役に立つ記事を用意しました。

下記の記事は、現時点で販売されている身長サプリ全製品を採点し一覧表にまとめています。

ぜひこちらの記事も活用して頂き、あなたのお子さんに合う身長サプリを見つけてみてはいかがでしょうか。

厚生労働省の「正しい健康食品の利用方法」でも記載がありますが、惰性で続けていても無駄な費用がかさむだけです。販売会社も明記していますが、とりあえずの目安は3ヶ月間程度。この期間は焦らずじっくり子供の成長を見守ってあげるのが理想です。