【小学校高学年】5・6年生（11～12歳）の男女別平均身長と体重を徹底分析

小学5・6年生は心と体が発達してくる大切な時期です。とくに男の子はこの時期に成長期を迎える子がいるため、生活習慣には気をつけたいところ。

ただ、小学5・6年生は反抗期を迎えるなど大変な時期でもあります。

今回はまず小学5・6年生（11～12歳）の平均身長や体重について解説し、成長をサポートする方法を解説していきます。

▼小学校高学年の成長サポートしたい方▼

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」と「日本人の食事摂取基準2015年度版」から算出すると、成長期の子供が不足しがちな栄養素は主に「カルシウム」「マグネシウム」、そして「鉄」です。

小学5・6年生の男女別平均身長

小学5・6年生の平均身長を男女別に書いていきます。

男の子は成長期を迎えるのが12歳頃です。

そのため、お子さんが平均身長を大きく上回っている場合、成長期をすでに迎えているかもしれません。厚生労働省の「第2部身体状況調査の結果」を参考に確認してみましょう。

	男子	女子
11歳	145cm	145.7cm
12歳	149.9cm	151.1cm

次は、より詳しく年齢別の身長を見てみましょう。

男の子（11・12歳）

年齢	標準身長(cm)	SD値
11歳	平均値	-2SD	-3SD
0ヶ月	142.2	129.0	122.4
1ヶ月	142.7	129.3	122.6
2ヶ月	143.2	129.6	122.8
3ヶ月	143.8	130.0	123.1
4ヶ月	144.3	130.3	123.3
5ヶ月	144.8	130.6	123.5
6ヶ月	145.3	131.1	124.0
7ヶ月	145.9	131.5	124.3
8ヶ月	146.6	132.0	124.7
9ヶ月	147.2	132.4	125.0
10ヶ月	147.8	133.0	125.6
11ヶ月	148.5	133.5	126.0

年齢	標準身長(cm)	SD値
12歳	平均値	-2SD	-3SD
0ヶ月	149.1	133.9	126.3
1ヶ月	149.7	134.3	126.6
2ヶ月	150.4	134.8	127.0
3ヶ月	151.0	135.4	127.6
4ヶ月	151.6	135.8	127.9
5ヶ月	152.3	136.3	128.3
6ヶ月	152.9	136.7	128.6
7ヶ月	153.5	137.5	129.5
8ヶ月	154.1	138.1	130.1
9ヶ月	154.7	138.7	130.7
10ヶ月	155.3	139.5	131.6
11ヶ月	155.9	140.1	132.2

女の子（11・12歳）

年齢	標準身長(cm)	SD値
11歳	平均値	-2SD	-3SD
0ヶ月	143.7	130.3	123.6
1ヶ月	144.3	130.9	124.2
2ヶ月	144.8	131.4	124.7
3ヶ月	145.4	132.0	125.3
4ヶ月	146.0	132.6	125.9
5ヶ月	146.5	133.1	126.4
6ヶ月	147.1	133.7	127.0
7ヶ月	147.5	134.3	127.7
8ヶ月	147.9	134.9	128.4
9ヶ月	148.4	135.4	128.9
10ヶ月	148.8	136.0	129.6
11ヶ月	149.2	136.4	130.0

年齢	標準身長(cm)	SD値
12歳	平均値	-2SD	-3SD
0ヶ月	149.6	137.0	130.7
1ヶ月	150.0	137.6	131.4
2ヶ月	150.4	138.0	131.8
3ヶ月	150.9	138.7	132.6
4ヶ月	151.3	139.1	133.0
5ヶ月	151.7	139.7	133.7
6ヶ月	152.1	140.3	134.4
7ヶ月	152.4	140.6	134.7
8ヶ月	152.6	141.0	135.2
9ヶ月	152.9	141.3	135.5
10ヶ月	153.1	141.5	135.7
11ヶ月	153.4	142.0	136.3

▼小学校高学年の成長サポートしたい方▼

小学5・6年生は女の子のほうが先に成長期を迎える分、平均身長も男の子より高めです。男の子はこれから成長期を迎えて女の子よりも平均身長が上回っていきます。

この時点で平均身長を大きく上回っている男の子は、少し早めに成長期を迎えている可能性も考えられます。

成長期を大切な時期ですので、まずは生活習慣の見直しをしてみましょう。

身長をしっかり伸ばすための大きなポイントは、「成長スパートのスタートを知ること」なのです。そして、その時期にしっかりと食べて運動し、睡眠をとることで、予測される到達身長よりも、さらに伸びる可能性があるのです。

引用元：文部科学省「女性のスポーツ参加促進事業」

成長期を迎えていることに気づいて「もう手遅れじゃない？」と諦める方もいますが、成長期は1週間や1ヶ月で終わりません。

たとえ、成長期を迎えていたとしても途中から見直すことは大切です。そのため諦めずに生活習慣を改善するようにしましょう。

グングン身長を伸ばそう！5・6年生（11～12歳）の対策

子供の成長期で悩んでいる親御さんは、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。子供の成長のことで悩まない親はいません。

しかし、どんなにがんばっても思うような結果が出ないこともあるのではないでしょうか。

でも…そんな簡単に諦めきれませんよね。

子供の成長は、将来の可能性に大きく影響してきます。そんな子供の成長や身長をサポートするために全力で応援したいのは当たり前のことですから。

子供の成長や身長に影響する一つに「食生活(栄養)」があります。栄養バランスの整った料理を食べることで、子供の成長をサポートすることができます。

親としても積極的に関わってあげられるのが「栄養バランスの摂れた食事」を作ってあげることです。しかし、これを見てください。

子どもが1日に必要な栄養素はとても多いのがわかります。

子供の成長期は限られているので、それを逃すと身長が伸びる(成長する)チャンスは訪れません。

後悔しないために「最大限子供の成長をサポートしてあげたい！」と思っている親御さんは、まずここから始めてみてはいかがですか。

小学校高学年5・6年生（11～12歳）対応の身長サプリ3選

小学5・6年生の男女別平均体重

小学5・6年生の平均体重も確認してみましょう。平均体重は身長に対してどれくらいなのかが大切です。

平均体重であっても、身長が低ければ肥満の可能性も考えられます。

では実際に平均体重を確認してみましょう。

	男子	女子
11歳	37.1kg	37.2kg
12歳	42.2kg	43.1kg

日本小児分泌学会によると、成長期を迎えるこの時期に男の子は肥満になると元に戻すのが難しくなるとのこと。

子どもの肥満は大人の肥満のもとです。特に年長児の肥満ほど大人の肥満に移行しやすいことがわかっています。思春期の時期になってしまうと、身長が伸びて体格が形成されてしまう事や肥満を引き起こす生活習慣が定着してしまう事から肥満が定着しもとに戻すことが大変難しくなります。

引用元：日本小児内分泌学会「子どもの肥満」

子供の時に肥満になると成人してから肥満になる可能性が高いため注意が必要になります。

小学5・6年生に必要な栄養素

小学5・6年生は栄養を満たせているのかどうか確認してみましょう。ここでは特に成長期に欠かせない栄養素をピックアップして確認します。

まずは小学5・6年生の食事摂取基準を確認してから、次に子供は栄養を満たせているのか平均摂取量を記載します。

小学5・6年生の食事摂取基準

厚生労働省が定めた小学5・6年生の食事摂取基準を確認していきます。今回は「カロリー・たんぱく質・カルシウム・鉄分」の4つを確認していきましょう。(参照：厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版の概要 」)

10歳～11歳の食事摂取基準

	男子	女子
カロリー	2250kcal	2100kcal
たんぱく質	50g	50g
カルシウム	700mg	750mg
鉄分	10mg	10mg(月経あり14mg)

12歳～14歳の食事摂取基準

	男子	女子
カロリー	2600kcal	2400kcal
たんぱく質	60g	55g
カルシウム	1000mg	800mg
鉄分	11.5mg	10mg(月経あり14mg)

12歳～14歳になると成長期を迎えるためカルシウムの摂取基準が男女ともに多くなります。特に12歳の男子はカルシウム摂取量が1000mgに大幅に増えるため注意が必要です。

次に食事摂取基準に対して、小学5・6年生はどこまで摂取できているのか確認しましょう。

小学5・6年生の栄養摂取量

厚生労働省の「平成28年国民健康・栄養調査結果の概要」によると小学5・6年生を含んだ7歳～14歳の栄養摂取量は以下になります。

	男子	女子
カロリー	2100kcal	1837kcal
たんぱく質	75.4g	65.8g
カルシウム	678mg	610mg
鉄分	6.9mg	6.1mg

先ほどご紹介した食事摂取基準と比べると、骨や筋肉などの材料になる大切なたんぱく質は摂取基準を超えています。

10歳～11歳のカロリーはギリギリですが、12歳～14歳になると不足しがちになります。

カルシウムも同様に積極的に摂取したい時期ですが大幅に不足しています。鉄分は男女ともに半分ほどしか摂れていないことがわかります。

残念ながら食事摂取基準と栄養摂取量を比較すると12歳～14歳の男の子、女の子ともにカロリー、カルシウム、鉄分が足りていないことがわかります。

栄養が不足する原因は？

なぜ小学校5・6年生の高学年になると栄養を不足してしまうのか、これは様々な原因が考えられますが「朝食の欠食」もその一つだと考えられます。

欠食状況では、給食のない日の朝食・昼食に欠食が急増し、朝食を欠食しているものが小学生で3.9％いることを示している。欠食による栄養量の不足は顕著で、1日の食事を1回以上欠食したものの摂取栄養量は、カルシウム・鉄が他の栄養素より不足していた。

引用元：文部科学省「食生活学習教材－低学年指導者用」

小学3年生から～6年生までの合計901名を対象に行ったアンケート調査によると学年が上がるにつれて「朝食をいつも食べる」の生徒が減る傾向があるとわかっています。(※小学生における食習慣と栄養知識の関連)

小学3年生の調査で男の子85.4％、女の子83.5％が「朝食をいつも食べる」と回答しています。

しかし、小学6年生になると「朝食をいつも食べる」の回答が男の子66.7％、女の子72.2％にまで減ってしまっています。

欠食すると必要な栄養素を満たせなくなることはもちろん、次の食事でまとめ食いを行う可能性も出てきます。

小学5・6年生の成長サポートするなら

小学校5・6年生の成長をサポートするためには、まず「生活リズム」を整えるようにしましょう。

最近ではスマホやゲームなどの普及によって生活リズムの狂った子供が増加してきています。結果、睡眠不足となり朝食を取らなくなったり、集中力の低下、頭痛やめまいが起きる可能性があります。

まずは早寝早起きをして健康的な生活リズムを作りましょう。

小学5・6年生の睡眠時間は10時間～11時間が適切だといわれていますが、スッキリ目覚めることができるのであれば少し短くても問題はないと思われます。

その一方、食生活に関しては朝食を取ることで成長をサポートする栄養素を摂取できますが、カルシウムなど不足しがちになる栄養素もあります。

そこでおすすめなのが「間食」、いわゆるおやつです。間食といってもただお菓子を食べるのではなく、この時に牛乳を飲んだり、おにぎりを食べたりして足りない栄養をサポートするために食べます。

先ほどもご紹介しましたが、成長サポートを目的とした栄養補助食品(身長サプリ)も検討してみてはいかがでしょうか。

成長補助食品は栄養摂取をサポートしつつ、味もおいしく飽きないように工夫して開発されています。

小学5・6年生は時期にあう接し方を学ぶ

小学校中学年の3・4年生になると自我が芽生え始め、高学年の5・6年生になるとさらに心理的に発達してきます。

過去、心理的発達といっても穏やかに発達していくためあまり注目されていなかったのですが、現在ではイジメや自殺、非行に走るなどさまざまな問題が増えてきているため注目されています。

小学5・6年生になると今までよりも勉強が難しくなるため、子供によっては得意な教科、苦手な教科が出てきたりします。

このときに心理的発達に伴い、勉強についていけないことに対する劣等感を抱くことなどがあるので注意してください。

しかし、劣等感などの心の動きに子供自身は追いつかないため、親に対して素直に打ち明けることが少なくなり、一人で悩んだりすることも増えるので注意深く見てあげてください。

友達は中学年のときよりも増えていき、友達関係をより大切にしようとします。その結果、親に対しての秘密も増えていくでしょう。

高学年になると心理的発達によって友達との秘密や勉強での悩みなどが増えてくるため、親に対して急によそよそしくなったりすることがあります。

そのときに、急によそよそしくなったからといって、過剰にスキンシップを取ったりすると反対に精神面に影響を及ぼしてしまうかもしれません。

そのため、今までよりも少し距離を取って子供の成長を見守ってあげましょう。ただ、心理的な成長を遂げたとしても、まだまだ子供です。親に甘えたい気持ちもあるはずなので、離れすぎず近すぎず見守るように心がけましょう。

反抗期の子供

子供の反抗期は2回に分けられます。3歳～4歳の幼児期に1回、12歳～15歳の青年期に1回です。

幼児期の反抗はすべてに対して「いや」と反発をしたり、自分の意思を主張したりするわかりやすい反抗期です。

しかし、青年期に迎える反抗期は自我が芽生え、発達に伴い、親からの自立・独立の欲求が高まり反抗をします。

幼児期は誰にでも「いや」と言いますが、青年期の反抗期は理解ある人には信頼を寄せ、反抗しないなど意識的に反抗するので注意してください。

青年期は「自分は何ができるのか」「自分の役割とは何か」など自我が確立されるため、新たに何かを求めようとします。

しかし、大人からみるとまだまだ子供のため、子供はそれに反発して意見を無理に通そうとしたり、親や先生を無視、暴力、沈黙、内に引きこもるなどの行動にでたりすることもあります。

そんな反抗期に大切になってくるのが仲の良い同性の友達です。仲の良い同性の友達と秘密を共有するなどお互いを支えあっていきます。

このときに仲の良い友達が出来ていないと挫折を経験することがあるので気をつけましょう。

まとめ

以上、小学5・6年生について解説しました。

小学5・6年生になると男の子は成長期を迎える頃なので、食事や運動、睡眠の生活習慣を見直しましょう。

生活習慣の見直しといっても難しく考える必要はありません。まずは早寝早起きから始め、食事の栄養バランス、運動を改善するといいでしょう。

栄養バランスがどうしても不安であれば、間食をうまく使って不足しがちな栄養素が摂れるように工夫してあげてください。または、成長補助食品もうまく活用してみてください。

子供によっては反抗期を迎える時期なので、成長をサポートするのは大変だと思いますが、後悔しないようにできる限りのことをしてあげてください。