【中学生】1・2・3年生（13・14・15歳）の男女別平均身長と体重

心も体も大きく変化する時期が中学生です。中学生になると子ども自身も自分の変化に戸惑います。

大きく変化する時期なだけに成長のことについて気になる親御さんもいるのではないでしょうか。

そこで今回は中学1･2･3年生(13･14･15歳)の平均身長や体重、そして成長をサポートする方法を解説していきます。

これから中学生になるお子さん、中学生のお子さんがいる親御さんはぜひチェックしてください。

▼中学生で成長サポートしたい方へ▼

中学生の男女別平均身長

中学生の平均身長はどれくらいなのか厚生労働省の「第2部身体状況調査の結果」を参考に確認してみましょう。

ちなみに年齢は、満13歳から～15歳です。

	男子	女子
13歳	158.8cm	156.4cm
14歳	164.1cm	155.3cm
15歳	169.2cm	157.3cm

平均身長を確認してみると、男の子は13歳から14歳にかけて、およそ5cm近くも伸びています。つまり、中学校では中学1年生から2年生が大きく伸びる時期だと分かります。

中学3年生の15歳になるころには169.2cmと日本の平均身長とほとんど同じになります。ただし、あくまでこれは平均です。

もちろん、中学で伸びなくて高校で身長が伸びる可能性も十分考えられます。

食事や睡眠、運動の生活習慣を改善することでより子どもの成長をサポートしてあげるのが理想です。

中学生（13・14・15歳）でやるべき成長サポート

子供の成長期で悩んでいる親御さんは、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。子供の成長のことで悩まない親はいません。

しかし、どんなにがんばっても思うような結果が出ないこともあるのではないでしょうか。

でも…そんな簡単に諦めきれませんよね。

子供の成長は、将来の可能性に大きく影響してきます。そんな子供の成長や身長をサポートするために全力で応援したいのは当たり前のことですから。

子供の成長や身長に影響する一つに「食生活(栄養)」があります。栄養バランスの整った料理を食べることで、子供の成長をサポートすることができます。

親としても積極的に関わってあげられるのが「栄養バランスの摂れた食事」を作ってあげることです。しかし、これを見てください。

子どもが1日に必要な栄養素はとても多いのがわかります。

子供の成長期は限られているので、それを逃すと身長が伸びる(成長する)チャンスは訪れません。

後悔しないために「最大限子供の成長をサポートしてあげたい！」と思っている親御さんは、まずここから始めてみてはいかがですか。

中学生対応の身長サプリ3選

生活習慣を改善するための方法

子供の成長のためには生活習慣を改善することが大切です。

仮に「サプリを飲めば身長が伸びる」という記事をネット上で見かけたとしても、それは大きな間違いです。

生活習慣とは「食事・運動・睡眠」の3つのことをいいます。これらを改善することで、成長しやすい体になっていくのが理想です。

まずは実際に中学生の食事摂取基準と栄養状況を確認してみましょう。厚生労働省が定めた基準と調査をもとに記載します。

参照：厚生労働省「平成28年国民健康・栄養調査結果の概要」
参照：厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版の概要」

中学生の食事摂取(12歳～14歳)

	男子	女子
カロリー	2600kcal	2400kcal
たんぱく質	60g	55g
カルシウム	1000mg	800mg
鉄分	11.5mg	10mg(月経あり14mg)

中学生の食事摂取(15歳～17歳)

	男子	女子
カロリー	2850kcal	2300kcal
たんぱく質	65g	55g
カルシウム	800mg	650mg
鉄分	9.5mg	7mg(月経あり10.5mg)

中学生の栄養摂取調査(7歳～14歳)

	男子	女子
カロリー	2100kcal	1837kcal
たんぱく質	75.4g	65.8g
カルシウム	678mg	610mg
鉄分	6.9mg	6.1mg

中学生の栄養摂取調査(15歳～19歳)

	男子	女子
カロリー	2425kcal	1773kcal
たんぱく質	85.7g	64.8g
カルシウム	508mg	426mg
鉄分	7.8mg	6.5mg

成長サポートのために「食事」の改善が大切

中学生とは異なる年齢も表に入っているため少し分かりづらいのですが、一つ一つ見ていただくと「たんぱく質」以外、食事摂取基準を満たせていないことがわかります。

これらを考慮して食事の栄養バランスを考えてあげるのが理想です。

しかしながら、毎日栄養素を計算して料理を作るのは難しいのではないでしょうか。

あくまで食事がベースになりますが、そんな時は子供用のサプリメント(身長サプリ)も食事とあわせて活用してみるのも選択肢の一つです。

先ほども説明しましたが、身長サプリは飲むと身長が伸びるのではなく、不足しがちな栄養素をサポートするのが目的です。

もちろん理想は身長サプリなどの健康食品に頼らず、食事の栄養バランスを改善することです。厚生労働省も「特定成分を濃縮して効率よく摂取するのではなく、適量をバランスよく摂取することが大切」だと説明しています。

栄養バランスの改善がどうしても難しいのであれば、身長サプリなどの購入も選択肢の一つに入れてはいかがでしょうか。

運動や睡眠の改善方法

一番難しいと思う食事の改善が出来ていても、運動と睡眠の改善がおろそかになっていては意味がありません。

「運動」は無理のないように遊ぶだけでも十分です。体に負担がかかるほどの運動だと骨に影響を及ぼしてしまうので、無理がないようにすることが大切です。

子供のなかにはインドア派の子もいると思います。その場合は室内でストレッチや筋トレをやりましょう。少しずつ慣れてきたら回数を増やしましょう。

「睡眠」は13歳から18歳の子供は8時間半から9時間半睡眠をとる必要があります。睡眠は成長ホルモンが分泌される大事なものです。

中学生の男女別平均体重

全国の中学生の平均体重も確認してみましょう。

身長と体重によって肥満度は違ってくるので平均体重よりも重くても身長がそれに見合っていれば肥満の心配は考えにくいです。

	男子	女子
13歳	45.8kg	45.9kg
14歳	51.9kg	47.2kg
15歳	57.2kg	49.0kg

子供の成長に体重は関係なさそうですが、体重は成長と大きく関係しています。

子どもの肥満は大人の肥満のもとです。特に年長児の肥満ほど大人の肥満に移行しやすいことがわかっています。思春期の時期になってしまうと、身長が伸びて体格が形成されてしまう事や肥満を引き起こす生活習慣が定着してしまう事から肥満が定着しもとに戻すことが大変難しくなります。

引用元：日本小児内分泌学会「子どもの肥満」

肥満の場合、食事量を減らすなどの無理なダイエットは体重を落とせるかもしれませんが、栄養が不足しがちになる可能性が考えられます。

ダイエットは食事もしっかりと取りつつ、運動を改善していきましょう。食べ過ぎが原因の場合は適正量を目指しましょう。

中学生のストレスが成長に影響する可能性

中学生は外では楽しそうに遊び、家の中では暇そうにしているようにも思えますが、みんなそれぞれの悩みや不安を抱えています。

勉強の成績や部活での競争、友達関係、自分の容姿や能力のコンプレックス、家庭での悩みなどたくさんのことが挙げられます。

さらに心だけでなく部活や遊びなどで体や心も疲れてしまう可能性があります。ストレスが溜まってしまうと心の病気や成長に影響を及ぼすことも否定できません。

ストレスが溜まると成長ホルモンの分泌が止まってしまいます。さらに、そのストレスに対して耐えられるように無意識の内に早く大人になろうとします。その結果、成長が早く終わってしまうことも考えられます。

だからといってストレスは全てが悪なわけではありません。運動や勉強なども適度にやれば良いストレスとなり、脳や体に良い影響を与えることができます。

不安や心配、悩みなどの悪いストレスに対しては先回りしすぎたり大騒ぎをせず、さりげなくアドバイスをしてあげるのが理想です。

中学生は思春期を迎える大切な時期

中学生は一般的に思春期を迎える時期です。思春期を迎えると心と体が成人へと成長していきます。

思春期は迎えるのが遅く、長く続くのが理想ですが、昨今では思春期を迎える年齢が低くなってきました。

女の子は男の子に比べて元々思春期を迎えるのが早いです。思春期になると、まず体が大きく変化していき男性として、女性としての体を受け入れなければいけません。

次に、体だけではなく社会性や精神面も時間をかけて大人になるため、子供と大人の境界があいまいになります。

そのため、子供扱いしすぎたりするとストレスが溜まることもあります。適度な距離を保つのが理想的です。

子供自身も心と体の急激な変化によって、内的衝動(人間の内側にある攻撃的な本能)をコントロールできず、戸惑うことがあります。

これはどの時代の子供にもあることで「心と体の成長バランスが伴っていない」「学校での成績」「勉強や部活での競争」などのプレッシャーが原因だと考えられています。

これらによるプレッシャーからのストレスが原因で、対人恐怖になったり学校を休みがち、もしくは不登校になったりする子供もいます。

適度な距離を保って、子供のストレスなどを受け止めてあげましょう。家ではしっかりと心が休まる環境を作ってあげてください。

まとめ

一般的に中学生になると思春期を迎えます。思春期になると心も体も大人になっていくため、子ども自身も戸惑う時期です。

小学生とは違って、中学生になると勉強での成績や部活でのレギュラー争いなど競争社会を学んでいきます。

その競争によるプレッシャーから子供は無意識に攻撃的になるか、反対に人が怖くなり学校を休む回数が増えたり、不登校になることも考えられます。

思春期を迎える中学生になると子供の体は今までよりも一気に成長していきます。しかし、このときに生活習慣が乱れていると成長に影響を及ぼしてしまう可能性もあります。

改善は簡単ではなく、生活習慣の中で特に「食事」は難しいと思います。実際に厚生労働省の情報を確認すると、一部の栄養素が不足しがちになるという状況が確認できました。

できるかぎり食事から栄養バランスを改善するのが理想ですが、日々のサポートが負担にならないようにサプリメントなど、様々な選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。